【最短】就労移行支援の平均利用期間は?早期就職する人の特徴とポイント、リスクをプロが徹底解説

就労移行から早期就職できる!?
Bさん

なるべく早く就職して稼ぎたいし、ブランクを短くしたい。

Cさん

長く通うための経済的余裕がなくて不安…

一方で、「就労移行支援は時間がかかる」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

実際の平均利用期間はどれくらいなのか。

早く決まる人にはどんな特徴があるのか。

そして、早期就職にリスクはないのか。

この記事では、厚労省のデータや実態調査をもとにした平均利用期間と、私がこれまで1000人以上を支援してきた現場の実例を交えながら、早期就職という選択肢を現実的に整理します。

本記事を読んで分かること
  • 就労移行支援の平均利用期間が分かる
  • 早く就職できた人の特徴と期間が分かる
  • 早く就職することのリスクも分かる
目次

結論:半年以内の就職は約1割!就職まで最短2ヶ月は想定しておく

結論の図解

厚労省のデータでは就労移行支援の平均利用期間は約1年4ヶ月です。

さらに東京都の実態調査では、半年以内に就職する人は12.7%と少数派です。

利用期間は個人のスキルと家庭や経済状況、希望する働き方によります。

自己理解があって障害特性への対処が出来ている方、目指す職種や働き方が決まっている方は早期就職が決まりやすいです。

就労移行の利用目的が学ぶことではなく、独自求人の紹介や就労定着支援を目的として利用する方も早い傾向です。

就労移行支援の利用期間は最短でも2ヶ月はみておいたほうがいいでしょう。

就活中はエージェントやハローワーク、AIなどをフル活用しましょう。

オススメの転職エージェント:

内定まででなく、入社後のサポートも充実!障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】
・障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

就労移行支援の利用期間はどれくらい?平均とルールを解説

厚労省や東京都の調査を見ると、卒業までの期間には一定の傾向も見えてきます。

ここでは
・全国の平均利用期間
・経過月数ごとの割合
・原則2年間というルール

この3点を整理して解説します。

一般的な平均利用期間は約1年4ヶ月

厚労省(H29年)のデータでは約1年4ヶ月(15.9ヶ月)が平均となっています。

平均期間の過ごし方は10ヶ月基礎、3ヶ月実践、3ヶ月就職活動というケースが一般的です。

就労移行支援は「働くための訓練所」なので、ある程度の訓練期間を経てから実践→就職活動に移ります。

就労移行支援の概要について詳しく知りたい方はコチラの記事をご覧ください。

一般的な事業所では以下のような基礎訓練を実施しています。

利用目的が就職先の斡旋だけであれば、ハローワークや転職エージェントの方が適しています。

1年〜1年6ヶ月の利用期間が最多

東京都が実施した就労移行等実態調査(R3年)では下記の結果がでています。

利用期間別の就職者割合

1年以上1年6ヶ月未満の期間が最も多く、6ヶ月〜1年半の間に74.6%の人が卒業します。

この期間のバラつきの要因として考えられるのは以下の通りです。

  • 本人の就労へのモチベーション
  • 体調の安定
  • 障害特性への理解
  • スキルの習得
  • 自己対処の考案と実践
  • 就職活動の進捗
  • 経済的事情
  • 家族からのプレッシャー

特に体調の安定、障害特性への理解に時間がかかります。

さらに経済的事情や家族からのプレッシャーといった要因も影響が大きいと感じます。

就労移行を利用したいことは早めに家族に相談しましょう

原則の利用期間は2年間に限られている

就労移行支援は利用できる期間が2年間と限られています。

この2年間の中で、体調を整え、生活リズムを安定させ、自己理解を深め、スキルを身につけ、就職活動します。

本当は時間をかけたいけど、経済的な事情で早期就職を目指している方はコチラの記事もご覧ください。

逆に2年を超えたら利用できなくなるの?という疑問も生じますよね。

諸条件を満たし、自治体から許可を得られれば3年目も利用できるケースもあります。

詳しくは別の記事でまとめておりますので、ご興味がある方はコチラの記事をご覧ください。

早期就職者は基盤ができているのが重要!

早期就職を実現する人の特徴、取るべき行動、実例について解説します。

早く就職できる人の特徴

  • 体調が安定している
  • 自己理解や自己対処が身についている
  • 目指す職種や働き方が定まっている
  • 主体的に活動し、応募数も多い
  • 転職エージェントやハローワークを上手に活用している

早く就職できる人は自分自身をマネジメントできています。

就職へのモチベーションも高いため、トライ&エラーの数が多く方向性の軸がブレにくいです。

早く就職したい場合に取るべき行動

  •  事業所に早期就職の希望を伝える
  •  エージェントやハローワークに登録
  •  AIを活用する
  •  応募数を増やす

就労移行支援事業所の見学や体験の段階で、早期就職を希望していることを伝えましょう。

就職活動は企業分析や面接準備、日程調整、現地までの行き方を調べるなど、やることはたくさんあります。

短期間で一人の力で就活するには時間が足りません

事業所のスタッフ以外にも、エージェントやハローワーク、AIなどをフル活用しながら就職を目指しましょう。

オススメの転職エージェント:

内定まででなく、入社後のサポートも充実!障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】
・障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

内定を得るまでは「選ばれる側」です。

不採用に一喜一憂しすぎず、応募数を増やして積極的にトライしていきましょう。

実例:2ヶ月で就職が決まったAさん

私が経験した中で最短就職が決まったAさんのケースをご紹介します。

20代男性 建設業に就職 

就労歴があり、その際に身に着けたスキルをさらに伸ばすために建設業に絞って就職活動していた。

独力での就職活動が上手くいかず、就労移行支援を活用しながら就職を目指したい希望で入所。

ハローワークと転職エージェントを活用していた。

体調に波はあったが自分の好不調のサインを分かっていた

調子が悪い日でも休むことはなく、短時間通所に切り替えて取り組んでおり、週に1〜2社程度、継続的に応募。

就労移行では自己対処や休息の取り方、頑張りすぎないためのリフレッシュ方法について学びながら、就職活動を実施。

希望していた職種で就職が決まったため、就労移行支援の利用から2ヶ月で卒業

先ほどご紹介した早期就職ができる人の特徴に合致している点が多いです。

特に不調のサインを知っていること、体調に合わせて休まずに負担感を調整して取り組んでいたことも早期就職に繋がったと感じます。

早期就職にもリスクはある

ここまで早期就職についてお伝えしましたが、万人に進められる方法ではありません。

本来は時間をかけて働くための土台作りをおこなうのが就労移行支援事業所の役割です。

東京都の資料でも、半年以内の就職者が12.7%と少ないのが物語っていますね

具体的には以下のようなリスクが考えられます。

  •  欠勤や早期離職のリスクが高い
  •  自己理解を深めたり、対処を身につける時間が少ない
  •  企業研究が浅くなり、条件面だけで選んでしまうリスクがある

ご自身の現状とこれらのリスクを考えた上で、早期就職が適しているか検討しましょう。

土台が整っている状態で早期就職を目指すのが理想

就労移行支援の平均利用期間は、約1年4ヶ月。
多くの方は、体調の安定や自己理解、スキル習得といった土台づくりに時間をかけています。

半年以内に就職する人は12.7%と少数派です。

経済的事情やブランクへの不安から早期就職を目指す方が多いです。

早期就職できる方は以下のような特徴があります。

・体調が安定している
・自己理解と自己対処ができている
・目指す職種が明確
・主体的に応募できる

このような状態にある方は、2ヶ月など短期間で就職が決まるケースもあります。

一方で早期離職や働き方のミスマッチのリスクもあるため注意が必要です。


よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次